蛍手(ほたるで)
梅花皮(かいらぎ陶芸その他釉薬が縮れて粒状になったもの。元来、刀剣の鞘や柄に巻いた鮫の皮を梅花皮と呼び、その表面に見た目が似ていることから名付けられた。
詳しく見る牡蠣殻(かきがら陶芸技法素地に牡蠣殻をふりかけて焼成することで表現される、細かい斑らのような模様。常滑固有の技法。
詳しく見る柿渋染め(かきしぶぞめ染織皮革総称技法青い渋柿の圧搾液を発酵・熟成して作られる柿渋を用いて染めたもの、またはその技法をいう。柿渋には防腐・防水などの作用があり、日本固有の染料として、平安時代より様々な用途に用いられてきた。染色の過程で日光に当てて発色を促すため「太陽の染め」とも呼ばれ、温かみのある赤褐色を呈す。
詳しく見る掛け分け(かけわけ陶芸技法一つの作品に複数の釉薬を分けて施釉する装飾技法。
詳しく見る重ね掛け(かさねがけ陶芸複数の釉薬を重ねて施釉する装飾技法。性質の異なる釉薬が混ざることで釉薬の表情が変化する。
詳しく見る加飾挽き(かしょくびき漆芸木竹工技法ろくろを用いて挽物素地の表面に刻みつける円状や渦状の装飾的な模様またはその技法のこと。山中漆器の伝統的な特徴で、千筋や平筋など多種多様な模様が存在し、そのパターンは40種類以上にのぼるといわれている。
詳しく見る型染め(かたぞめ染織技法渋紙でできた型を用いて模様を染める染織技法の総称。
詳しく見る型吹き(かたぶきガラス技法木型や金型の中に吹竿でガラス種を吹き込んで成形する技法。
詳しく見る金気止め(焼抜き、釜焼き)(かなけどめ(やきぬき、かまやき)金工技法鋳型から取り出した鉄器を約900度の高温の木炭の中で焼き、表面に錆止めの酸化被膜を形成する。南部鉄器固有の伝統技法。
詳しく見る樺細工(かばざいく木竹工総称秋田県角館で山桜の樹皮を用いて作られる木工品。18世紀末の江戸時代に武士の手内職として広まり、明治以降に産業として発展。円柱の木型に膠を塗った経木と桜皮を巻きつけ、鏝(こて)で張り合わせて筒型を成形する型もの、桜皮や突板を鏝で木地に貼り箱型を成形する木地もの、磨いた桜皮を何層にも貼り重ねたものを彫刻する、たたみものなどの技法がある。
詳しく見る唐臼(からうす陶芸その他川の水流を利用し、鹿威しの仕組みで杵を上下させることで原土を砕く装置。
詳しく見る空摺(からずり諸工芸技法版木に模様を彫り、絵具は使用せずに強い圧力で摺りあげることで模様を浮かび上がらせる技法。
詳しく見る唐津南蛮(からつなんばん陶芸総称技法唐津焼は元々焼締の歴史を持たないが、近年、陶芸家 中里隆氏が種子島焼の経験をもとに唐津の土を使い作り始めた。南蛮(東南アジア)渡来のものに焼締が多かったため、唐津南蛮と命名した。
詳しく見る唐津焼(からつやき陶芸総称佐賀県西部・長崎県北部で焼かれる陶器の総称。茶陶で名高い地域の一つで、桃山時代には本格的な生産が始まり、やきものの一大産地として栄えた。一度衰退するが、昭和に入り復興。絵唐津、斑唐津、朝鮮唐津、三島、皮鯨などの加飾技法の多様さでも特筆され、表現は幅広い。
詳しく見る皮鯨(かわくじら陶芸技法唐津焼の装飾技法の一つ。器の口縁を鉄絵で黒くしたもの。口縁部の黒を鯨の皮、器本体の色を鯨の身になぞらえたことからこの名が付いた。
詳しく見る川登陶石(かわのぼりとうせき陶芸素材1818年から1970年まで、愛媛県砥部町川登で採掘されていた磁器の原料。
詳しく見る変塗(かわりぬり漆芸技法漆の特徴を応用した技法の総称。彩漆(いろうるし)を何度も塗り重ねて研ぎ出す技法や漆の接着力を利用した技法など、さまざまな種類がある。鞘塗(さやぬり)ともいい、江戸時代の職人が刀の鞘に工夫を凝らし、各種の変塗鞘が作られていたことに由来する。
詳しく見る乾漆(かんしつ漆芸技法木、粘土、石膏などで作った型に、麻布を漆で貼り重ねて成形する技法。乾燥後に原型を外して作る脱活乾漆(だっかつかんしつ)、原型を取り出さずに残す木心乾漆(もくしんかんしつ)の2種がある。中国では夾紵(きょうちょ)とも呼ばれ、日本ヘは奈良時代に唐から伝来した。自由な形ができるため、現在では主に造形的に変化に富んだ作品制作に使われる。
詳しく見る鉋(かんな木竹工その他木工用の道具の一つで、主として木材の表面を削って加工するのに用いる。使用目的により形が異なり、種類も多い。
詳しく見る貫入(かんにゅう陶芸技法施釉陶磁器の釉面に現れるひび割れのこと。焼成時の素地と釉薬の収縮率の違いによって生じる。鑑賞上の重要な見どころとされる。
詳しく見るガス窯(がすがま陶芸その他プロパンガスやブタンガスなどを燃料とする窯で、内側に耐火断熱煉瓦が組まれている。一般的に焼きムラが少なく、酸化や還元の制御がしやすい。
詳しく見る雁皮紙(がんぴし和紙総称雁皮というジンチョウゲ科の落葉低木の皮を原料として漉いた和紙。繊維が短く細かいことによる、滑らかな紙肌と美しい光沢が特徴。湿度や虫害にも強い。奈良時代には斐紙(ひし)と呼ばれ、すでに製紙に用いられていた。
詳しく見る木地固め(きじがため漆芸技法輪島塗の下地作りの最初の工程で、木地全体に生漆を染み込ませる作業。木地の吸水性を抑え、補強にもなる。
詳しく見る木地師(きじし漆芸木竹工総称木材をろくろを用いて加工し、椀や盆等の木製品を製造する職人のこと。ろくろ師とも呼ばれる。
詳しく見る木地挽き(きじびき漆芸木竹工技法木材をろくろまたは旋盤で回転させ、それに刃物を当てて器の形に削り出す技術のこと。この工程を専門とする職人を木地師といい、木地師それぞれが独自に作った刃物を用いることで、完成度の高い木地が仕上げられる。
詳しく見る被せガラス(きせがらすガラス技法成形したガラスが熱いうちに、別の色のガラスを部分的、または全体的に被せて溶着する技法。外側に被せると外被せ、内側に被せると内被せとなる。彫刻や表面加工を施し、異なる複数の色を見せる装飾技法の素地にもなる。
詳しく見る黄瀬戸(きせと(きぜと)陶芸総称技法安土桃山時代に誕生した美濃焼の一種。淡黄色の釉薬が特徴で、線刻や草花紋の装飾や、胆礬と呼ばれる硫酸銅による緑色、鉄による褐色の斑文もよく見られる。透明で光沢がある「菊皿手」「ぐい呑手」と呼ばれるものと、油揚のようにしっとりした釉調の「菖蒲手」「油揚手」と呼ばれるものがある。
詳しく見る木曽漆器(きそしっき漆芸総称長野県塩尻市とその周辺で生産される漆器の総称。
詳しく見る京銘竹(きょうめいちく木竹工素材京都産の良質な竹を加工したもので、白竹(しらたけ)、図面角竹(ずめんかくちく)、胡麻竹(ごまだけ)、亀甲竹(きっこうちく)の4種類を指す。建築・装飾品・竹工芸品など幅広い用途に利用されている。雨が多く寒暖の差が大きい京都の気候は竹作りに適しており、すでに平安時代頃より中国からもたらされた竹が育てられていたといわれている。
詳しく見る京焼(きょうやき陶芸総称京都で焼かれる陶磁器の総称。あらゆる種類の技法がある。
詳しく見る切り高台(きりこうだい陶芸技法萩焼に多く見られる特徴の一つで、茶碗の高台の一部に切り込みを入れたもの。李朝陶磁に同様の技法が見られるため朝鮮半島から伝わったものとされるが、由来には諸説ある。
詳しく見る切子(カットグラス)(きりこ(かっとぐらす)ガラス技法円盤を回転させて加工する機械(グラインダー)を使用して、形成された状態のガラスの表面を彫刻し様々な模様をつける技法。粗摺り、石掛け、磨きなどの各工程を経て出来上がる。伝統的なものでは幾何学模様を施すことが多い。代表的なものに江戸切子、薩摩切子などがある。
詳しく見る金彩(きんさい陶芸技法金を加飾に用いた技法、およびその陶磁器の総称。
詳しく見る金継(きんつぎ陶芸技法割れたり欠けたりした器を漆で接着し、継いだ部分を金などで装飾して修復する技法。室町時代に始まったとされる。
詳しく見る金襴手(きんらんで陶芸赤絵、色絵の上に金彩を施す装飾技法、またその陶磁器。中国の宋代に始まり、明・清代に発達。日本では江戸時代中期から作られた。
詳しく見る銀彩(ぎんさい陶芸技法銀を加飾に用いた技法、およびその陶磁器の総称。
詳しく見る草木染め(くさきぞめ染織技法天然の植物・動物・鉱物などから採取した染料を用いた染色のこと。代表的な染料は、藍、茜、紅花、クチナシ、ウコン、蘇芳(すおう)、苅安(かりやす)、キハダなど。
詳しく見る櫛目高台(くしめこうだい陶芸技法鍋島焼に伝統的に見られる、染付で櫛目文が施された高台。
詳しく見る九谷焼(くたにやき陶芸総称石川県南部を中心に焼かれる色絵陶磁器の総称。華麗な色絵が最大の特徴で、青手、五彩手(色絵)、赤絵などの種類がある。
詳しく見る組子(くみこ木竹工総称技法釘や接着剤を一切使わずに木を組み付けたもの、またはその技術のこと。木材に穴や溝などの緻密な加工を施し、一本一本組み付けることで完成する。飛鳥時代に始まった技術で、主に障子・欄間などの骨組みや装飾に用いられてきた。繊細な模様や光にかざすと浮かび上がる独特な陰影が魅力。
詳しく見るクリスタルガラス(くりすたるがらすガラス素材酸化鉄などの不純物を除いて酸化鉛を加えたガラス。透明度、光の反射率・屈折率が高く、美しい輝きに富む。高級なガラス食器や美術工芸品などに多く用いられ、切子などの装飾を施すと一層輝きが強調される。重量感があり、弾くと澄んだ金属音がする。
詳しく見る刳物(くりもの木竹工分類技法のみや小刀などで木をくり抜いてつくる木工芸の技術およびその製品のこと。匙や盆など。
詳しく見る黒唐津(くろがらつ陶芸技法唐津焼の装飾技法の一つ。鉄分を含んだ釉薬を掛けて焼成する。鉄分の量や酸化の程度により、飴色から褐色、漆黒までさまざまに発色する。
詳しく見る黒竹(くろちく木竹工素材高さ4m前後の中型の竹。稈ははじめ緑色だが、1~2年で黒茶色になるのが特徴。稈の美しさから竹工芸品に使われるほか、観賞用としても好まれる。
詳しく見るグラール(ぐらーるガラス技法20世紀前半にスウェーデンで開発された技法。外被せの一種で、色ガラスを透明なガラス玉の上から重ね、一度徐冷して文様を施し、さらに透明な層を重ねて再加熱した後に成形する。色ガラスが透明な層の間に閉じ込められたような表現となる。
詳しく見る見当(けんとう諸工芸その他紙を正しい位置に置き、正確に色を摺り重ねるために版木に施す目印。
詳しく見る建窯(けんよう陶芸その他中国福建省建陽県水吉鎮にあった窯。唐代後期に始まり、宋代に建盞(けんさん)と呼ばれる黒釉天目を専門に焼成したことで広く知られている。
詳しく見る古伊万里(こいまり陶芸総称主に江戸時代に肥前国(現在の佐賀県・長崎県)の有田で生産されていた磁器の総称。伊万里焼の名称は、当時有田を中心とした地域で生産された磁器が伊万里港から出荷されていたことに由来する。歴史的・骨董的価値の高い作品も多い。
詳しく見る柑子口(こうじぐち陶芸金工その他口造りが柑子のように丸く膨らんでいるもの。
詳しく見る高台(こうだい陶芸その他器の裏側の基台をなす部分。器の重要な見どころのひとつとされる。成形後に底部を削り出す「削り高台」と、粘土で成形して器体に貼り付ける「付け高台」とに大別され、その形によって輪高台、蛇の目高台、三日月高台、割高台、切高台、竹の節高台などに分かれる。
詳しく見る小倉織(こくらおり染織総称主に北九州の小倉で織られる木綿布のこと。縦縞を特徴とした良質で丈夫な生地。
詳しく見る古染付(こそめつけ陶芸技法中国明代末期天啓年間(17世紀前半)、景德鎮の民窯で作られた染付磁器。在来の中国磁器と比較すると器形も文様も自由自在で、型にはまらない作風が多い。
詳しく見る粉引(こひき陶芸技法素地に白い化粧土を全面に掛け、さらに透明釉を掛けて焼成する技法。やわらかな肌合いが特徴。粉吹きとも呼ばれる。
詳しく見る駒寄せ(こまよせ木竹工総称人馬の侵入を防ぐために設ける、竹や角材などで作った低い柵。本来は馬や牛を繋ぐ仮設的な架構として利用されていた。
詳しく見る五彩手(ごさいて陶芸技法緑・黄・紫・紺青・赤の5色の色絵の具を厚めに塗って絵付けを施す装飾技法、またその陶磁器。日本には17世紀中頃に中国から伝わった。
詳しく見る呉須(ごす陶芸素材酸化コバルトを主成分とする染付の顔料。呉須そのものは黒っぽい鉱物であるが、還元炎焼成により藍色に発色する。現在では天然の呉須は入手困難なため、コバルトや鉄などで合成されたものが普及している。
詳しく見る胡麻(ごま陶芸技法焼成中に器物の表面に薪の灰がかかり、釉化したもの。胡麻をふりかけたように見えることからこの名が付いた。
詳しく見る御用窯(ごようがま陶芸その他江戸時代、藩の庇護下にあった窯。藩主の使用する陶磁器のほか、朝廷や幕府への献上品、他藩への贈答品などを生産した。
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